よく使うモノの歴史 その1
☆電話
電話は20世紀になって誕生したメディアではありません。
1876年、電話は教師をしていたアレクサンダー・グラハム・ベルによって発明されました。
すでにこの発明につながる音声送信は19世紀半ばから試みられていたし、エリシャ・グレイもほぼ同時に発明をしていたから、電話は19世紀という時代がもたらした所産の一つともいえます。
しかし、このとき発明されたのは、今日考えられているような「電話」だったのでしょうか。
たとえば当時、電話はまだあくまで電信の派生物と見なされていました。
特許を獲得した翌年、ベルらは電話に関する全権利をウェスタン・ユニオン電信会社に10万ドルで売却しようとしますが、同社は電話を「玩具」としか認めませんでした。